2007年02月11日

『源氏』の五十余巻@

更級日記、『物語』です。
長いので、二回に分けて描きます。
〈本文〉
 かくのみ思ひくんじたるを、心も慰めむと、心ぐるしがりて、母、物語などもとめて見せ給ふに、げに、おのづから慰みゆく。紫のゆかりを見て、つづきの見まほしくおぼゆれど、人かたらひなどもえせず。誰もいまだ都なれぬほどにて、え見つけず。いみじく心もとなく、ゆかしくおぼゆるままに、「この源氏の物語、一の巻よりしてみな見せ給へ」と心の内に祈る。親の太秦に籠り給へるにも、異(こと)事なく、この事を申して、いでむままにこの物語見はてむと思へど、見えず。いと口惜しく思ひ嘆かるるに、をばなる人のいなかよりのぼりたる所にわたいたれば、「いとうつくしう、生ひなりにけり」など、あはれがり、めづらしがりて、帰るに、「何をか奉らむ、まめまめしき物は、まさなかりけむ、ゆかしく給ふなる物を奉らむ」とて、

monogatari1.jpg
〈juppo〉冒頭いきなり「ふさぎこんで」ばかりいるのは何故か?と不思議ですが、この日記の前に親しい人が相次いで亡くなったりと、いろいろあったようです。終わりも唐突ですみません。おばさんがおみやげにくれたものとは!?以下次号、ということで。
posted by juppo at 23:39| Comment(2) | TrackBack(0) | 更級日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
次号楽しみにしてますね〜♪
娘を慰めようと、物語をあげる、素敵ですね。
私も本に救われたことが数えきれないくらいあります。
Posted by Koyanagi at 2007年02月13日 00:09
小柳様
当たり前のことだけど、この頃の人たちは『源氏物語』なんてスラスラ読んでいた訳で、ちょっと羨ましいですね。連ドラの続きが気になって堪らない感覚ですかね。そういう事が十分心の慰めだったりするよね、日常って。
Posted by 柴田 at 2007年02月13日 18:59
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