戸惑いと言ったら大げさかも知れないけれど、How are you?の返事に悩んでしまうのだ。こんなふうに。
「いつもいつも fine では芸がないし、Not so bad とか good とか混ぜた方がいいかなぁ?ちょっと今日は頭が痛いんだけど、I have a headache って言ったら心配させるかなぁ?」
How are you? は挨拶の一部で、何もそんなに大げさに捉える必要はない事はだんだん分かってくるのだけど、私たちはどうしてそんなことに悩んでしまうのか?
日本語にそういう挨拶がないからだ。
How are you? は訳すと「元気ですか?」とか「ごきげんいかが?」という意味で、もちろんそれに当たる日本語はこの通り存在する。
でもそういう挨拶って、手紙やメールでなら書くけれども、しょっちゅう会う人に言うだろうか?少なくとも私は言わない。
日本語を勉強する外国人が、会うたびに「元気ですか?」と言うので、「日本ではそんなに『元気ですか?』とは聞かないんですよ。」と説明することもある。
日本人はそもそも、直接的な物言いを好まない。よく日本人ははっきりモノを言わないとか、NOと言えないとか、非難される事があるけれど、それは国際社会に出たらそれではいけない、ということであって、直接な言及を避ける日本語の特色は、決して悪い事ではないと私は思う。
いちいち「元気?」と聞かなくても、会った相手の表情や仕草を見れば、その人が元気かそうでないか、ある程度のことは分かる。顔を見て「疲れてる?」とか「嬉しそうだね」と言ってあげる、察する態度がもともと日本人には備わっているのだ。
それが日本の文化で、日本語はその文化の上に出来上がったものだから、それに慣れ親しんでいる私たちは外国語を学ぶのに苦労する事もあるし、反対に外国人に日本のことを理解してもらうのもとても難しい。
そんなふうに、日本語と外国語の違いはその国の文化や風習の違いにも通じている、という事を理解すると、外国語学習に対する興味もちょっと違ってくるかも知れない、と私は思う。
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よりも、ちょっと会ってなかった友人が
How have you been?
って、最近どう?なんて近況を聞く感じで聞かれることも
多かったよ。
この方がしっくりきた印象があります。
文化の違いをよく感じるよね。
How have you been? も、具体的に何を答えればいいかな?と構えてしまう事があるの。日本語の「おかげさまで」みたいな、他力本願かつ曖昧な答が英語にもないかな〜なんて考えてしまいます。そんなに考えることではないんでしょうけどね。