2007年06月03日

競(くら)べ弓@

大鏡、巻五です。
〈本文〉
 帥殿(そちどの)の南の院にて、人々集めて弓あそばししに、この殿のわたらせ給へれば、思ひかけず、あやしと、中の関白殿おぼし驚きて、いみじう饗応(きゃうおう)し申させ給うて、下臈(げらふ)にはおはしませど、前に立てたてまつりて、まづ射させたてまつらせ給ひけるに、帥殿の矢数、いま二つ劣り給ひぬ。
kurabeyumi.sochi1.jpg
〈juppo〉6月になりました。私は一つ年をとりました。
 『大鏡』はここでは初めてご紹介します。「望月のかけたることもなしと思へば」と詠んだ、藤原道長のスーパーヒーロー列伝です。藤原氏は当時栄耀栄華を極めた一族なんですが、それは日本史などでも勉強することだし、私はそんなに詳しくないし長くなるので、ここでは説明はしません。ただ、物語の中で同じ人物をいろんな名前で呼んでるのが紛らわしいので、一族の簡単な系図を入れました。これを入れたためにマンガの方がちょっぴりしか描けなくて申し訳ないんですけど、続きをお待ち下さい。
 系図の中にある「隆家」とか「定子」は『枕草子』に登場しています。そして道長の娘「彰子」に仕えたのが「紫式部」なんです。古文の世界はどこかで何かが繋がっているのですね
posted by juppo at 23:22| Comment(11) | TrackBack(1) | 大鏡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも拝見させていただいております。
本当にわかりやすくて助かっています!!!
ありがとうございます。
これからも期待しています。
Posted by いぬ at 2010年11月28日 17:40
いぬ様

コメントありがとうございます!

これからもよろしくお願いしますね(^-^)
Posted by 柴田 at 2010年11月28日 18:32
「そちどの」の「そち」の字が違っています……教師の「師」ではなく、総帥の「帥」という字です。ぜひ直して下さい。
教材で用いたかったのですが、画像がどうもぼやけてしまうのと、上記の件で今回は断念しました……。
ぜひ直して下さい(後編も)。とてもよくまとまっているマンガなので、ぜひ活用させて下さい。
Posted by 一 高校教師 at 2011年11月29日 16:28
一 高校教師 様

直しました。
ご指摘ありがとうございました。
Posted by 柴田 at 2011年12月03日 23:40
早速直していただけて、嬉しいです。ありがとうございました!
また、画像もとても鮮明でくっきりとなって、見やすくて感激です!
先日は『土佐日記』〜門出〜と〜帰京〜の部分を1年生に見せた所、好評でした。感謝いたしますm(_ _)m
でも、プリントアウトしたものを切り貼りしたり、拡大したりして印刷すると、どうしても繊細な線や微妙な表情がうまく出なくて、残念な思いをします。
ご面倒をおかけしますが、ぜひすてきな作品をきれいな画像で生徒に提供できれば……と思いますので、わがままなお願いばかりですみませんが、よろしくお願い致します<(_ _)>
Posted by 高校教師 at 2011年12月22日 15:02
お久しぶりです。今年も『大鏡』(当方の教科書・第一学習社では「弓争ひ」の仮題)を扱うこととなりました。また、補助教材として使わせていただいてもよろしいでしょうか?系図のところは導入で、漫画の部分はまとめで使用したいと考えています。
できましたら、教科書本文では「ことさめにけり。」で終わってしまうので、「入道殿、矢もどして、やがて出でさせ給ひぬ。」の部分を
修正液で削除して使用したいと考えているのですが、よろしいでしょうか。よろしくご検討ください。
Posted by 一 高校教師 at 2012年12月17日 14:10
一 高校教師さま

いつもありがとうございます。
作品を授業等で使用していただくのも、その際使いやすいように編集していただくのも、一向に構わないですよ(^_^)

生徒さんの理解に役立てるのが一番です。
よろしくお願いします!!
Posted by 柴田 at 2012年12月17日 15:36
明けましておめでとうございます。

いつもながらご理解あふれるお言葉と寛容な対応に感謝です!

また、新作の漢文もとても分かり易く、楽しかったです。

漢文だけでなく漢詩なども四コマ・8コマなどで書いていただけるといいなぁなんて思います。

今年もまたよろしくお願いします。

Posted by 一 高校教師 at 2013年01月04日 14:11
一 高校教師さま

あけましておめでとうございます!
漢詩は昨年カテゴリーを作ったのに、投稿してあるのは『春眠』だけなのが淋しいところです(ー ー;)

教科書でもいろいろな漢詩を勉強しますからね〜。これからも需要がありそうな作品は取り上げて行きたいと思います。

今年もよろしくお願いします!
Posted by 柴田 at 2013年01月04日 14:17
解説が誰が何をしたか絵や簡単な言葉で説明されていてとてもわかりやすかったです!
参考になりました。
Posted by 翼 at 2013年12月23日 05:06
翼さま

解釈のお役に少しでも立てたのでしたら嬉しいです!
分かってしまえば古文も楽しいですよね。
Posted by 柴田 at 2013年12月27日 12:25
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