2007年08月04日

木の花は�

枕草子、三十七段です。おっ!カラーだ!
〈本文〉
 木の花は、濃きも薄きも紅梅。桜は、花びら大きに、葉の色濃きが、枝細くて咲きたる。藤の花は、しなひ長く、色濃く咲きたる、いとめでたし。
 四月(うづき)のつごもり、五月(さつき)のついたちのころほひ、橘(たちばな)の葉の濃く青きに、花のいと白う咲きたるが、雨うち降りたるつとめてなどは、世になう心あるさまにをかし。花の中より黄金(こがね)の玉かと見えて、いみじうあざやかに見えたるなど、朝露にぬれたる朝ぼらけの桜に劣らず。ほととぎすのよすがとさへ思へばにや、なほさらに言ふべうもあらず。

kinohana1.jpg
〈juppo〉木に咲く花ではこれが好き、あれが好き、とひたすら並べた作品です。植物図鑑みたいですね。実際、花は植物図鑑を見ながら描きました。せっかくなので色を塗ってみました。色鉛筆で塗っただけですけど。大人の塗り絵。
 桜なのに、葉と花が一緒に見られるとは?と不思議に思ったら、この桜は「山桜らしい」ということでした。四月の末から五月の初めというのは、今で言うと5月から6月。初夏です。「橘」は辞書を見ると「こうじみかん」と出ています。みかんの一種です。その橘には、ほととぎすが身を寄せる木であるとして『万葉集』の時代からたくさんの歌に詠まれてきたのだそうです。それだけ情緒のある木だー!ということが言いたいのですね。
 これには続きがあるので、多分次回はそれを。
 
posted by juppo at 00:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 枕草子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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