2008年01月28日

竹取物語B

半年ぶりの続きです。
〈本文〉
 翁(おきな)、竹を取ること久しくなりぬ。勢ひ猛(もう)の者になりにけり。この子いと大きになりぬれば、名を三室戸(みむろど)斎部(いんべ)のあきたを呼びてつけさす。あきた、なよ竹のかぐや姫とつけつ。このほど三日(みか)うちあげ遊ぶ。よろづの遊びをぞしける。男はうけきらはず呼び集(つど)へて、いとかしこく遊ぶ。
taketori3.1.jpeg
〈juppo〉去年の夏に描き始めた竹取物語ですが、やっと3回目でやっと「かぐや姫」という名前が初登場です。
 この名前を付けたのは「三室戸斎部のあきた」という人だったんですね。長い名前ですが、「三室戸」は地名から来ている氏の名、「斎部」は部族名だそうです。

 「うちあげ」は「宴(うたげ)」の語源で、「手を打ち、声を上げて宴を催す」という意味なのだそうです。でも今、「打ち上げ」ってそういう意味で使いますよね。いろいろあった末に言葉の意味の回帰が起こったような感じですね。

 「よろづの遊びをぞしける(←係り結び)」とか「いとかしこく遊ぶ」とかいう言い回しが、何だか面白くて私は好きなんですけど、「かしこく」と言っても「賢い」わけではなく、ここでは「はなはだしい」という意味なんです。「遊ぶ」も、ちゃらちゃら遊んでいる訳ではなく、歌舞音楽をすることに限った意味です。英語の「play」は「遊ぶ」「(楽器を)弾く」などと訳されますが、日本語の「遊ぶ」も昔は楽器を奏でることを言ったのですね。

 どうでもいいような細かいことですが、そういったことに「なんか、面白いよねー。」という興味が持てると、古文の授業も少し楽しくなるかも知れません。
posted by juppo at 20:03| Comment(4) | TrackBack(0) | 竹取物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメント遅くなって申し訳ありません。
勝手に私のブログにリンクを貼らせていただいていましたm(._.)m ペコッ。
更に、先にコメントまで頂いて・・・(^^ゞ。
ありがとうございます。
イラストとても楽しく拝見させて頂きました。
ほんと面白く書いていてすごいです。
家族で見て、これタダで見ていいの??っていう感じがしましたぁ。
書籍化に1票!。
がんばって下さい。これからも見に寄らせて頂きます!。
Posted by ちち at 2008年01月29日 00:49
ちち様
いらっしゃいませ!
こちらこそ、リンクを貼っていただいたお礼をせねばと思いつつ、『赤毛のアン』に反応しただけでスミマセン(^_^;)
ありがとうございます。家族のブログ、ご家族の皆さんで毎日更新なさっていて素晴らしいです。こちらはご覧の通り、ごくたま〜の更新でお恥ずかしいのですが、たま〜に覗いてください。
Posted by 柴田 at 2008年01月29日 01:11
お久しぶりです。
竹取物語の続き!待っていました〜。
今日はお電話で失礼致しました。
ご無沙汰していたのに、お仕事のお話ですみませんでした。
柴田さんは、社会に色々な意味で貢献しているのだなと
しみじみ感じましたよ。
一緒にお仕事できるといいですね。

ご協力お願い致します。
Posted by happytranslator at 2008年01月31日 17:30
happytranslator様
お電話ありがとう!久しぶりにお話出来て、嬉しかったです。社会に貢献など、とてもしていないと思いますが、私に出来ることがあったらお手伝いさせてください。お会いする機会もあるかな、と楽しみにしています。どうぞよろしく。
Posted by 柴田 at 2008年01月31日 20:39
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