世界の男(おのこ)、あてなるもいやしきも、いかでこのかぐや姫を得てしがな、見てしがなと、音に聞き、めでて惑ふ。そのあたりの垣にも、家の外(と)にも、をる人だにたはやすく見るまじきものを、夜は安(やす)きいも寝ず、闇の夜にいでて、穴をくじり、かいば見惑ひあへり。さる時よりなむ、「よばひ」とは言ひける。
〈juppo〉実は、私の手元にあった『竹取物語』の訳本がかなりのダイジェスト版で、この先それを参考に描いていくとエピソードが飛び飛びになってしまうな、と思い、続きを描くのを躊躇していました。
この度、新たにより詳しい内容の訳本を手に入れましたので、ず〜っとほったらかしていた『竹取物語』の続きを続々お届けしていきたい所存です。
・・・その割りに、たったの4コマですみません。
「夜這い」というのはだいたい男が夜こっそりと、女のもとに通っていくことです。「呼ばふ」から「求婚する」という意味の「よばひ」という言葉が出来たようで、それに「夜出かけていく」男の様子をかけて、無理ヤリ笑いを取ろうとしているらしいんです。
『竹取物語』に「夜這い」なんて言葉が登場することも意外ですが、この作品にそんなユーモアがあったとは、重ねてびっくりですね。
かぐや姫が羨ましぃ〜。。゛(/*><)/
私もです!誰か私の所にも、このくらいの情熱を持って会いに来いよ!と心から思っちゃいます。羨ましぃ〜ですよね〜かぐや姫(--)