2008年11月10日

上にさぶらふ御猫はD

忘れた頃に、続きです!
〈本文〉
 暗うなりて物食はせたれど食はねば、あらぬものに言ひなしてやみぬる、つとめて、御(おおん)けづり髪(ぐし)・御手水(みちょうず)など参りて、御鏡を持たせさせたまひて御覧ずれば、さぶらふに、犬の柱のもとにいたるを見やりて、「あはれ、きのふ翁丸をいみじうも打ちしかな。死にけむこそあはれなれ。何の身にこのたびはなりぬらむ。いかにわびしき心地しけむ。」とうち言ふに、このいたる犬のふるひわななきて、涙をただ落としに落とすに、いとあさまし。「さは翁丸にこそはありけれ。昨夜(よべ)は隠れ忍びてあるなりけり。」とあはれに添へてをかしきこと限りなし。
 御鏡うち置きて、「さは翁丸か。」と言ふに、ひれ伏していみじう鳴く。御前(おまえ)にもいみじうおち笑はせたまふ。右近の内侍召して、「かくなむ。」と仰せらるれば、笑ひののしるを、上にも聞こしめして渡りおはしましたり。「あさましう、犬なども、かかる心あるものなりけり。」と笑はせたまふ。
okinamaru5.jpeg
〈juppo〉長らくお待たせいたしました。翁丸は死んじゃったんだろうな−、と落胆していた皆さん、生きてましたよ揺れるハート良かったですね。ほっとしました。


 翁丸がいじらしいのは、島流しになったために身分を明かせないからと他人(?)のふりをしていたばかりでなく、「かわいそうにたらーっ(汗)」と同情されて初めて涙を流すところですよね。


 辛い目に遭うより、優しくされて泣いてしまうという経験、皆さんありませんか?


 そんな繊細な心を持っているなんて・・と帝も感心している訳です。笑い事じゃない、という気もしますけどね。

 私は猫派なんですけど、描いていて「犬飼いたいな−」とうっすら考えてしまいました。


 これでめでたく一件落着、でいいと思うのですが、まだ続きがあります。もう1回分くらいあります。そのうち描きます。お待ちください。



 さて『HEROES』はその後もノリノリで見続けています。ところがここで問題が。

 マイTSUTAYAでは、いつ借りても『HEROES』は半額、というキャンペーンをやっていたのです。それでどんどん借りてたんですけど、「次は9巻だっ!」と借りに行ったら、キャンペーンが終わっていてもう半額じゃないんです。

 定価で借りる気持ちがさらさらない私は、手ぶらで帰ってきました。

 9巻はフツーの半額デーに借りることにします。明日です晴れ

 
posted by juppo at 18:53| Comment(4) | TrackBack(1) | 枕草子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
泣いちゃう犬って、ある意味ちょっと怖いですけど…
可愛いわんちゃんですよね♪
ちょっとほっとしました☆★☆
Posted by ぴか at 2008年11月12日 21:20
ぴか☆様
翁丸の行動がミョーに人間臭いんですよね(^o^;
でも彼のおかげで、平安時代の犬の地位が多少向上したりしたのかもしれません!
Posted by 柴田 at 2008年11月13日 12:56
めっちゃいいです!すごいわかりやすいです!

で、この天皇さんは最初にでてきた帝さんですか?
だとしたら犬に噛ませてやりたい・・・(-o-#)

また読ませてもらいに来ます♪
Posted by わた at 2008年11月23日 18:33
わた様
ありがとうございます!そうです!この帝はあの帝です(^o^;島流しにしたくせに〜っていう感じですよね〜。
これからもよろしくお願いします!
Posted by 柴田 at 2008年11月23日 18:41
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Tracked: 2008-11-11 16:36