伊勢物語、第八十三段です。
〈本文〉
昔、水無瀬(みなせ)にかよひたまひし惟喬(これたか)の親王(みこ)、例の狩りしにおはします供に、馬の頭(かみ)なる翁つかうまつれり。日ごろ経て、宮に帰りたまうけり。御送りして、とく往(い)なむと思ふに、大御酒賜ひ、祿(ろく)賜はむとて、つかはさざりけり。この馬の頭、心もとながりて、
枕とて草引き結ぶこともせじ秋の夜とだにたのまれなくに
とよみける。時は三月(やよい)のつごもりなりけり。親王、大殿籠(おおとのごも)らで明かしたまうてけり。
〈juppo〉今年は東京に雪が降らないので、いや、積もるほど降らないので、雪の季節になったらこれを描こう、と思っていたのにほとんど忘れていました。
『小野の雪』なのに小野も雪も出て来ないではないか、とクレームがつきそうですね。後編をお待ちくださいね。とりあえず、小野さんちのゆきちゃんという方は、ご自分の話だと思って差し支えはないでしょう。
惟喬の親王と馬の頭といえば、そうです、『なぎさの院』で親交を温めあっていたあの二人です。今後、この二人に訪れる運命は?というのが後編です。それほどでもないかな。
1月の後半は受験戦争に参戦していたため、他のことはそれを言い訳に何もかもサボりまくった訳ですが、既に私は前線から撤退したので、今月はせいぜいブログを更新しようかと思ってます。あ、それから確定申告に行こう。
相変わらず、私は特に風邪もひかず元気にやっていますが、花粉症はじわじわ来ています。
2009年02月04日
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