2010年03月04日

木曾の最期(前のほう)@

リクエストにお応えします。
以前描いた『木曾の最期』に至るまでのお話です。
〈本文〉
 木曾殿(きそどの)は信濃(しなの)より、巴(ともえ)・山吹(やまぶき)とて、ふたりの美女(びんじよ)を具せられたり。山吹は、いたはりあつて都にとどまりぬ。中にも巴は、色白く髪長く、容顔まことにすぐれたり。ありがたき強弓(つよゆみ)・精兵(せいびよう)、馬の上、かちだち、打ち物持つては鬼にも神にも合はうどいふ一人当千(いちにんとうぜん)のつはものなり。究竟(くつきよう)の荒馬乗り、悪所落とし、いくさといへば、さねよき鎧着せ、大太刀(おおだち)・強弓持たせて、まづ一方の大将には向けられけり。度々(どど)の高名(こうみよう)、方を並ぶる者なし。されば、このたびも多くの者ども落ち行き討たれける中に、七騎がうちまで巴は討たれざりけり。
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〈juppo〉このブログでは一度お亡くなりになった木曾殿ですが、物語が遡って見事に復活しました。

 英雄色を好むとか好まないとかで、木曾殿は冒頭から美女をふたり引き連れての登場です。

 ふたりのうち山吹は病気とかであっさり退場します。「いたはり」というのが病気のことなんですね。

 もうひとりの美女、巴はいわゆる「巴御前」のことです。その巴さんは実はこの後木曾殿と合流する腹心の部下・今井四郎の妹なんだそうです。結構近いところで愛人を調達していますね。木曾殿。


 その巴さんの強いの強くないのったら、今読むとすんなり信じられないほどですね。
 ところで、漫画では巴さんだけ兜をかぶっていませんが、これは漫画上の演出です。いくら女だからといって戦場で兜もかぶらなかった訳はないと思いますが、何しろ漫画なので。

 「さね」というのは木曾殿が手に持っているような、小さい薄い鉄の板で、これをつなげて鎧を作ったものだそうです。そう考えただけでも鎧って、重そうですよね〜。

 美しいだけでなく男の武将より強い巴さんの今後の活躍には要注目、かも知れません。


 最後のコマは「七騎」だそうなので、『荒野の七人』のイメージになっています。

 
 
 続きもなるべく早く描きたいです!
posted by juppo at 20:21| Comment(2) | TrackBack(0) | 平家物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
巴御前好きです〜(*´∀`)かっこぃぃですょね☆
Posted by ぴか at 2010年03月05日 22:51
ぴか様

かっこいいですよね〜。
女にしておくのは惜しい!・・・いや、女だからかっこいいんですね(^^)
Posted by 柴田 at 2010年03月05日 23:21
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