2010年04月04日

木曾の最期(前のほう)E

最終回でーす。
〈本文〉
なほ落ちも行かざりけるが、あまりに言はれたてまつりて、「あつぱれ、よからうかたきがな。最後のいくさして見せたてまつらん。」とて控へたるところに、武蔵(むさし)の国に聞こえたる大力(だいぢから)、御田(おんだの)八郎師重(もろしげ)、三十騎ばかりでいで来たり。巴、その中へ駆け入り、御田八郎に押し並べ、むずと取つて引き落とし、わが乗つたる鞍の前輪(まえわ)に押しつけて、ちつとも働かさず、首ねぢ切つて捨ててんげり。そののち、物の具脱ぎ捨て、東国の方(かた)へ落ちぞ行く。手塚(てづかの)太郎討死す。手塚別当落ちにけり。
kisolast6.jpeg
〈juppo〉本当に長々おつき合いいただきましたが、やっと『木曾の最期』は完結です。お疲れ様でした。以前描いた後半の部分に、ここでつながります。

 後半では木曾殿は今井四郎とふたりだけになっていましたから、ここでは大勢いた木曾殿の軍がいかにして滅んでいったかが、描かれていたのです。

 そのうち紅一点の巴さんは討ち死にしなかったことが分かって安心しましたね。でも、手放すには惜しい兵力ではないですか、巴さん。

 「首ねぢ切つて捨ててんげり。」ですよ。このフレーズが頭から離れなくなりそうですよね。

 最初から大力で有名な、という呼び声で登場した敵の大将に抵抗も許さず素手で(!)首をねじ切ることができるなんて、もう「さっさと天下を取ってしまえよ、巴ちゃん。」と思ったのは私だけではないと思います。

 東国へ落ちのびたとしか、ここでは明らかになっていませんが、巴さんはその後どうなったのでしょうね。消息をご存知の方はご一報ください。
 

 最後のコマで初登場した手塚太郎・手塚別当のお二人は、残りの木曾軍です。木曾殿の軍は全部で五騎でしたからね。これで計算が合う訳です。



 戦国武士を描きまくっている間に桜が満開になっていました。
今年は特別お花見をしてません。専ら帰り道に夜桜を愛でています。毎年そうですけど。
posted by juppo at 23:15| Comment(4) | TrackBack(0) | 平家物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
巴さん素敵ですね…惚れ惚れします 笑*

もう桜の季節!!!!!…………なのですか(¨;)
こちらはまだ風が冷たく桜は一本も一枚も咲いてません♪
そして春休みは8日までです〜♪勿論宿題は終わってません〜♪←
Posted by ぴか at 2010年04月05日 17:50
ぴか様

巴さんは恐ろしいくらい強い女性ですね(^o^;
敵に回してはいけないタイプです。

今年は桜が咲いてるのに寒いです!
着るモノに悩む春です。
早く暖かくなってほしいです。

春休みの宿題も、頑張ってくださいね〜(^O^)/
Posted by 柴田 at 2010年04月05日 22:03
お久しぶりです<(_ _)>
本当にありがとうございました!!!
4月で高2になりました。
一応、クラスとしては国公立文系志望ということで
古典の授業も増え、より高度な読解技術が求められ
まだまだ四苦八苦の状態です(T_T)
今もそれなりに古典は好きでやってるつもりなので
頑張ろうと思います☆
なのでずうずうしいことを言うかもしれませんが
協力してやってください。よろしくお願いします(゜_゜>)
Posted by hono at 2010年04月19日 02:44
honoさま

今回いただいたリクエストにだけは、充分な対応が出来ずに本当に申し訳なく思っております(><)
それなのに温かいコメントをありがとうございます!
『扇の的』もこれからまだ描く予定なんです〜。一応〜。

またリクエストくださいね。出来るだけ、お応えしますので。

2年生の勉強も頑張ってください!
Posted by 柴田 at 2010年04月19日 02:55
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