<本文>
立てる人どもは、装束(さうぞく)清らなること、物にも似ず。飛車(とぶくるま)具したり。羅蓋(らがい)さしたり。その中に王とおぼしき人、家に、「宮つこまろまうで来」と言ふに、猛(たけ)く思ひつる宮つこまろも、物に酔(ゑ)ひたる心地して、うつ伏しに伏せり。いはく、「汝、をさなき人、いささかなる功徳(くどく)を翁(おきな)つくりけるによりて、汝が助けにとて、かた時のほどとて下(くだ)ししを、そこらの年頃、そこらの金(こがね)給ひて、身をかへたるがごと成りにたり。かぐや姫は、罪をつくり給へりければ、かく賤(いや)しきおのれがもとに、しばしおはしつるなり。罪の限り果てぬればかく迎ふるを、翁は泣き嘆く。能(あた)はぬ事なり。はや出(いだ)したてまつれ」と言ふ。翁答へて申す、「かぐや姫を養ひたてまつること二十余年に成りぬ。かた時とのたまふにあやしく成り侍りぬ。また異所(ことどころ)に、かぐや姫と申す人ぞおはすらん」と言ふ。「ここにおはするかぐや姫は、重き病をし給へば、え出でおはしますまじ」と申せば、その返事(かへりごと)はなくて、

「かぐや姫の昇天」の章は長いので、全てを期日までにお届けするのはやっぱり無理でした。なお、この章は実はここが冒頭ではありません。こんなに急いで描かなくても済むなら、この作品は「かぐや姫の昇天A」になるはずのお話です。@にあたる部分はいずれ描くと思います。
月からかぐや姫を迎えに来た人たちの姿が想像出来なくてイメージで描いたら、今まで誰も見たことがない『竹取物語』になった感じですね。
天人のリーダーがあまりにも「上から」な態度なのでこんなセリフを語らせてしまいましたが、かぐや姫に対しては敬語を使ってるんですよね。実は。
そのかぐや姫の驚くべき過去が明らかになりましたね!何と罪人だったとは!!どんな罪を犯したのかは明らかにされていませんが、罪人に対してもリーダーが敬語を使っているところをみると、止むに止まれぬ状況で犯した罪か何かなのでしょうか。
「みやつこまろ」っていったい誰!?と思ったら、竹取の翁のことでした。あー、そういえば翁の名は「さかきのみやつこ」となむいひける、でしたね。
また、ここでの「をさなき人」というのは、未熟者とか幼稚な者という意味もあり、翁を指して言っている説もあるそうですが、何となくつながりでかぐや姫の方を指す訳にしました。
続きも描きますが、どこまでご期待に沿えるか自信ありません。
他にも、リクエストしたのにテストもう終わっちゃったよーと思っている皆さんにも、この場を借りてお侘び申し上げます。
本当にいつも、どうもすみません。
そして竹取物語は、幼い頃に読んだイメージから、天女が降りてくるんだと思っていましたが、どんな姿なのか考えるのは自由ですよね。これを読んで、すごいSFぽいなと思いました。また、翁のイメージも、これまで思っていたものと違い、「激しくいきがっていたみやつこまろ」とか、天人から見下されてる感じとか、意外でした。おもしろいです。
わたしはテストはありませんが、頻繁な更新はうれしいです。でも、強すぎるプレッシャーは大変ですから、徐々にコンテンツを貯めていってくださればと思っています。
いつもありがとうございます。
おかげ様で母も退院して1週間。もとの生活にだんだん戻りつつあります。
ブログを更新するくらいのことでプレッシャーを感じていてはいけませんね。
日頃からもっと更新頻度を上げておけば良いのにとは自覚しております。
私もこの作品は、昔話としてしか触れたことがなかったので、全編じっくり読むと面白そうだなぁ、と今さら実感しながら描いています。結末が楽しみですね!
清少納言の「無妙草子」です(評論)
12月までにお願いいたします。
ありがとうございます!
今日テストなので、がんばります(●´ω`●)
リクエストしていただいた分の作品を間に合わせることが出来ず、申し訳ありませんでした。
テスト頑張ってください!
古典がいらないので(贅沢ですけど)ちょっと残念です(>□<)↓↓
竹取って宇宙人説があるんです!←オカルト好きJK(笑)
宇宙人とまでいかなくても
空から輝く人が来たらちょっと怖いですょね(;O;)w
かぐや姫が罪人だったのゎ知ってました(*^∩^*)♪
さすがぴかちゃん、よく知ってますねぇ。
月から来てる、ってのが既に宇宙人クサイですよね。
地球人と成長速度が違うとか、昔の人も現代のSFのような発想があったんですね〜。
いや、発想じゃなく現実にあった事だったり…なんて考えるのも楽しいですよね(^-^)
突然なんですけど
リクエストをお願いします
項王自刎です。
できれば今年中で・・・
リクエストありがとうございます。
ゆるめの〆切、恐縮です(>_<)
その作品、出来るだけご期待に沿えるように取り組みたいと思います。