<本文>
国の守、眼(まなこ)賢(さかし)くして、此の主は不實のもの、此の男は正直の物と見ながら、猶不審なりければ、彼の妻を召して、別の所にして、事の仔細を尋ぬるに、夫が申状(まうしじゃう)にすこしもたがはず。此の妻は極(きはめ)たる正直の物と見て、彼の主不實の事たしかなりければ、国の守の判にいはく、「此の事たしかの証拠なければ判じがたし。但(ただ)しともに正直の者と見へたり。夫妻また詞(ことば)たがはず。主の詞も正直にきこゆれば、七あらむ軟挺を尋ねてとるべし。是は六あれば、別の人のにこそ」とて、六ながら夫妻にたびけり。宗朝の人、いみじき成敗とぞ、普くほめののしりける。こころ直(なほ)ければ、自(おのづか)ら天のあたへて寶(たから)をえたり。心まがれるは、冥(みゃう)とがめて財を失ふ。此の理(ことは)りすこしもたがふべからず。返々(かへすがへす)も心は清くすなほなるべき者なり。
後編はまさに胸のすく判決が出たお話です。私事で恐縮ですが、「正直に勝る美徳はない」をモットーにしている私にはありがたいお話でした。やっぱり、正直でいればいつか良いことがあるのね、と自分に言い聞かせたくなる結末です。
本当のことなら何を言っても良いと思っている私はその正直ゆえにトラブルを招いた経験も多々、なんですけど、正直が一番と思うのは結局、自分が騙されやすいからです。そして「あー、ウソだったんだ〜」てことが分かると、必要以上に傷つくからです。ですからウソはつかないでくださいね。
ところで、『ステキな金縛り』を観ました。面白くて、そして感動しました。映画の中ではある特定の条件で幽霊が見えるのですが、実際に、誰にも見える幽霊が法廷に来て証言してくれたら、裁判の進行がとてもスムースになりそうですよね〜。迷宮入り事件なんて皆無になりそうだし、歴史上の未解決事件も真実が全て白日の下にさらされますよね〜。そういう日がホントに来ないかな、と考えてしまう映画でした。あ、ただし、幽霊が正直であることが前提ですね。
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ぶしつけですみません;;
リクエストありがとうございます。
「落窪物語」はいつか描きたいと思っている作品です。いつか、描きます。
どこか一部分を特にご要望なのであれば、またお知らせくださいね(^-^)
次にわたしが中国へ何度も行って中国の人から聞いた話では、台湾の方が中国より語彙的に単語の種類が多い・ということです。
他にもいくつかありますが、上記二点を見ても台湾の「中国語」のほうが正確だと思います。中国だとごく一部の人しか北京語を使って居ず、ほかのは多かれ少なかれ訛があって「正確」には程遠いのもあります。