2012年04月01日

春暁

4月になってしまいました。新学期もよろしくお願いします。
リクエストにお応えします。孟浩然の漢詩『春暁』です。新たに「漢詩」のカテゴリを増やしました。
<本文>
春眠不覚暁
処処聞啼鳥
夜来風雨声
花落知多少

<書き下し文>
春眠暁を覚えず
処処(しょしょ)啼鳥(ていちょう)を聞く
夜来(やらい)風雨の声
花落つること知る多少
shungyo.jpg
3月はブログサービスへの愚痴だけで終わってしまいました。塾から引き上げてきた荷物はまだ家中に積まれています。全く何も前進しないまま春になってしまいましたが、少しずつ片づけていこうと思っています。

孟浩然は中国の詩人です。孟浩然といえば、李白の『黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る』という詩を読んだことがあるので、李白の知り合いだなというくらいの知識はありました。それだけです。
これは五言絶句ですねくらいのことは言えるのですが、解説というほどのことはそれ以上できそうにないので、各自で調べてくださいね。

春は眠くてしょうがないよね、という意味の詩のようですが、春は思いがけず夜明けが早いなとか、春はいつまで寝てても気持ちいいよね、なんて読んでも良いと思います。

なんといっても気持ちがいいのは二度寝ですが、この漫画のように、もう目は覚めているんだけど布団の中でうだうだ考えながらまだ起きない、という時間は(余裕のある限り)至福の時ですよね〜。
そういう時に考える今日の予定は、全て何もかも上手くいくように思えるものですよね。できることなら「あ〜、あれをしなきゃいけないんだった。」などと気の進まない予定は思い出したくない時間でもあります。

皆さんも気持ちの良い春眠を、是非。


posted by juppo at 03:33| Comment(17) | TrackBack(0) | 漢詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お疲れ様です(>_<)!
私一人暮らしになりました♪

この詩ゎ授業で習いました!
ほのぼの系ですょねw 和みます(*^^*)笑
Posted by ひか at 2012年04月01日 23:51
ひか様
…って、ぴかちゃんですよね!?

一人暮らしデビュー、おめでとうございます!
一人暮らしは気ままで良いけど、食事や時間の管理が大変ですよね〜。

私なら漫画みたいに、ず〜っと寝て暮らしてしまいそうです〜(><)

しっかり者のぴかちゃんなら大丈夫ですね!
頑張ってください!
Posted by 柴田 at 2012年04月02日 00:17
ありがとうございます!
すごく参考になりました(*´ω`*)

なんだか和みました(笑)

私もいつまでもごろごろと
お布団で温まって居たいです^^
Posted by なつい れい at 2012年04月02日 14:27
なつい れい様

結局やっぱりこんなにお待たせしてしまって申し訳ありません。

春は活動的になるけど、朝はまだ寒いので惰眠を貪るのが気持ちいいのでしょうね〜。

春休みで時間に余裕がある内は、たっぷり寝ましょうね(^-^)
Posted by 柴田 at 2012年04月02日 15:42
いやあ〜、まさに夜来風雨声になりそうですね。
関西は桜がまだ咲いてないので、花が散ることはありませんけどね。

昔からこの季節は嵐が多いんでしょうか。

お気をつけください。
Posted by kamada at 2012年04月03日 21:11
kamada先生、

東京は桜がちらほら咲き始めたところです。
急に暖かくなったので慌てて咲いたのに、この嵐で完膚なきまで散らされてしまったら…と思うと何とも不憫です。

春の嵐にしては行き過ぎですよね(><)
どうぞお気をつけて。
Posted by 柴田 at 2012年04月03日 21:20
はじめまして!! 
現在高校二年です。。。
国語の予習で枕草子の98段の現代語訳を見ても
意味が分からなかったので
探していたらこのサイトに出会いました!!

マンガのおかげでよくわかりました
これからも参考にさせていただきますb
Posted by まひろ at 2012年04月29日 15:25
まひろ様

コメントありがとうございます。
国語の予習をしているとは!素晴らしい!

是非これからも勉強のお供に、時には骨休めに、また覗きに来てくださいね!
Posted by 柴田 at 2012年04月29日 17:18
はじめまして、とある学校で国語を教えている者です。
この度、春暁を教えるに当たって柴田様の漫画を生徒に配布する資料として使用させて頂きたくコメントさせていただきました。

もしよろしければご許可いただけませんでしょうか。
突然のお願いを失礼致しました。どうぞよろしくお願いします。
Posted by こるく at 2013年06月15日 09:56
こるく先生、

コメントありがとうございます。
私の漫画が授業のお役に立てそうなのであれば、是非コピーしてお使いください。

生徒さんたちにも楽しんでもらえたら、嬉しい限りです。
Posted by 柴田 at 2013年06月15日 12:40
快諾して頂き、ありがとうございます。
わかりやすい漫画で生徒もイメージを掴みやすいことでしょう。

これからも勉強させて頂きます。どうぞよろしくお願いします。
Posted by こるく at 2013年06月17日 00:17
私も国語の教員です。
ぜひ私も授業で使わせてください。
よろしくお願いいたします!!

           とんとん
Posted by 柴田さま at 2014年10月28日 06:05
とんとん先生、

ありがとうございます。
はい、どうぞご利用ください。
楽しい授業になりますように!
Posted by 柴田 at 2014年10月28日 10:43
起承転結と漢詩の授業をしようとサイトを巡ってたどりつきました。
国語の教師をしています。子どもたちにとても分かりやすく伝えられると思うので、私もぜひ授業で使わせていただきたいです。よろしくお願いいたします。
Posted by samu at 2018年09月27日 21:52
samu先生、
たどりついてくださってありがとうございます!
マンガは授業で使っていただいて構いません。
漢詩も楽しく学べたら何よりですよね。
よろしくお願いいたします。
Posted by 柴田 at 2018年09月28日 01:43
おなじく古典の教員をしております。
ぜひ柴田様の漫画を授業で使わせていただきたいのですが、可能でしょうか?
ご検討いただけましたら幸いです!
uta
Posted by uta at 2019年09月19日 02:25
uta先生、
コメントありがとうございます。
はい、ブログの漫画はご自由にお使いいただいて構いません。
楽しくご活用ください!
Posted by 柴田 at 2019年09月19日 03:29
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