2012年12月30日

助長

皆さんこんにちは。新しい年まであと1日です。滑り込みで1ヶ月振りに更新します。久しぶりに、漢文です。
<本文>
宋人有閔其苗之不長而揠之者。
芒芒然歸、謂其人曰、今日病矣。
予助苗長矣。
其子趨而往視之、苗則槁矣。
<書き下し分>
宋人(そうひと)に其(そ)の苗(なえ)の長(ちょう)ぜざるを閔(うれ)えて、之(これ)を揠(ぬ)く者(もの)有(あ)り。
芒芒然(ぼうぼうぜん)として帰(かえ)り、其の人(ひと)に謂(い)いて曰(いわ)く、今日(こんにち)病(つか)る。予(われ)苗を助(たす)けて長(ちょう)ぜしむ、と。
其の子趨(はし)りて往(ゆ)きて之を視(み)れば、苗則(すなわ)ち槁(か)れたり。
jocho.jpg
<juppo>実は、今月は1ヶ月ほど前にリクエストいただいた、『枕草子』の「うれしきもの」を描くつもりでぼちぼち訳を作っていたんですけど、年末のごたごたでその訳がどこかに行ってしまい、最初から作り直しても良かったのですが、もはや年末にさしかかった今そんな気力がなく、ずーっと前に、もういつだったか分からないくらい前にいただいたリクエストの中から、「あ、これでいいや」と見繕って今回の「助長」を描くことにしたという次第です。

「助長」という言葉は、何かを助けて力を伸ばすことだと思いがちですが、もともとの意味は助けるつもりが却って害を及ぼしてしまった、ルー大柴風に言えば「サポートするつもりでスポイルしてしまった」という意味なんですね。
だから「犯罪を助長する」とか「悪い癖を助長する」というように使うわけですが、そのように使う場合でも、あくまでも本当は良い方向に持って行きたかったんだけどなぁ〜、てな含みを読み取らなければいけないのですね。

簡単に使っている言葉のようで、奥が深いですね。勉強になります。

宋は10世紀ごろの中国の国です。宋の人、特に農民の一家がどういう風体であったのか、詳しく調べずに描いていますので、いつもここの漫画はそうですが、どうか雰囲気で読んでくださいね。

それから、書き下し分で「ぬく」と訳されている部分の漢字が、□になってしまっています。ここに入る漢字がフォントにないようです。てへんに「堰」の右部分を組み合わせた漢字なんです。
読み難くてスミマセン。



ところで、前回の記事をiPhoneから投稿したのは草津温泉のホテルからでしたが、せっかく温泉旅行に行ったのに、帰ってきてから私は極度の肩こりに悩まされておりました。
肩は今までも長年凝っていました。マッサージに行くと必ず「凝ってますねー」と言われるんですけど、そんな自覚もないほど凝り固まっていたのです。
その凝った塊がどうも限界に達したようで、左肩が痛くなり、人差し指が痺れるようになって、さすがにこのまま放置は出来ないと思い、実際痛くて耐えられなかったので、鍼治療に通い始めました。

12月はとにかく鍼を刺されていた1ヶ月でした。まだ指は痺れていますが、治療の甲斐あって肩の痛みはほとんど癒えました。

そんなこんなで月イチ更新が定着してしまったブログですが、来年はもっと真面目にリクエストに取り組みたいと思います。いつも思ってるんですけどね・・・。

そのためには健康にも留意しなければ。
皆様も、お身体にはくれぐれも気をつけて。来年も長い目で、お付き合いください。

良いお歳を。

posted by juppo at 23:38| Comment(4) | TrackBack(0) | 漢文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
開けましたね。
おめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。
今うちの2号は百人一首を覚えるという課題で四苦八苦してます。坊主めくりしかしたことない母は、なんのアドバイスもできません。
(-_-;)
Posted by 金さん at 2013年01月01日 12:19
金さん!

明けましておめでとうございます!!
今年もよろしくお願いします( ´ ▽ ` )ノ

百人一首は若いうちに丸覚えしといたら、役に立つかどうかわからないけど、多分若くないと丸覚えは出来ないから、する価値はありますよ、きっと!

私も坊主めくりしかしなかったからな〜(ーー;)
Posted by 柴田 at 2013年01月01日 20:58
こんにちは。今年もよろしくお願いします。いつもたのしみにしてます。
助長って、本来はこういうことなんですねー。ふだん、違う意味でも使っているけど。故事成語の由来っておもしろいですね。
Posted by sue at 2013年01月18日 10:33
sueさま

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

故事成語というだけあって、昔話に由来があるのが面白いし、ためになりますよね。

普段そういう意味で使ってなかったな〜という新たな発見があるのもまた、面白いです!

短くて描くのもラクなので(^_^;)、他の作品もそのうち取り上げたいと思います!
Posted by 柴田 at 2013年01月18日 13:44
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック