2013年03月26日

うれしきものB

急に花粉症がひどくなったと思ったら、もう桜が咲いています。春休みは始まったと思うと終わるので、皆さん気をつけてください。
<本文>
とみにてもとむる物見出(い)でたる。
 物合(ものあはせ)なにくれと挑むことに勝ちたる、いかでかうれしからざらん。また、我はなど思ひてしたり顔なる人謀(はか)り得たる。女どちよりも、男はまさりてうれし。これが答(たふ)はかならずせんと思ふらんと、つねに心づかひせらるるもをかしきに、いとつれなく、なにとも思ひたらぬさまにてたゆめ過ぐすも、またをかし。にくき者のあしき目見るも、罪や得(う)らんと思ひながら、またうれし。
 ものの折に衣(きぬ)打たせにやりて、いかならんと思ふに、
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花粉症がヒドい年、3月はいつも何もしないうちに過ぎていきます。後から振り返って何してたんだろう?と考えても、鼻をかんでいたことしか思い出せないのです。
 今年もそういう年に当たっており、更に今年は大陸からいろいろなものが飛んできているらしいので、そのせいかどうか分かりませんが、今まで体験したことのない頭痛にまで苦しんだりしました。しかし、この冬肩こりの治療で通い始めた鍼の先生に、こめかみやら後頭部にまでぐさぐさ鍼を刺してもらったおかげで頭痛はスッキリなくなりました!

 「うれしきもの」第三回に登場する「うれしいこと」は、他人の不幸の上に成り立つ喜びです。「ヒトの不幸は蜜の味」と言いますが、どうして人間はこう、他人の困っていたり弱っていたりする姿を見て喜べるのでしょう。ここで清少納言さんがしているイタズラなどは可愛いものだと思いますが、ヒトをだましたりからかったりして笑いものにするのはやめましょう、皆さん。
 最後のコマに出てくる「衣打ち」というのは、布地を打ってつやを出したりやわらかくすることだそうです。

 この段はもう一回あります。そんなにお待たせしないつもりです。短い春休みの間には必ず。

posted by juppo at 00:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 枕草子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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