2014年12月21日

完璧帰趙C

思いのほか、大変長らくのご無沙汰でした。続きです!
〈本文〉
故臣復取璧。大王必欲急臣、臣頭、今与璧俱砕於柱矣。」
相如持其璧、睨柱、欲以撃柱。
秦王恐其破璧、乃辞謝固請、召有司案図、指従此以往十五都予趙。
相如度秦王特以詐詳為予趙城、実不可得、乃謂秦王曰、
「和氏璧、天下所共伝宝也。 趙王恐、不敢不献。 趙王送璧時、斎戒五日。 今大王亦宜斎戒五日、設九賓於廷。 臣乃敢上璧。」
秦王度之、終不可彊奪。
〈書き下し文〉
故に臣復た璧を取る。
大王必ず臣に急にせんと欲せば、臣の頭(かふべ)は、今璧と俱(とも)に柱に砕けん。」と。
相如其の璧を持ちて、柱を睨(にら)み、以て柱に撃たんと欲す。秦王その璧を破(やぶ)らんことを恐れ、すなはち辞謝(じしゃ)して固く請(こ)ひ、有司(ゆうし)を召して図を案じ、これよりいようの十五都は趙にあたへんと指す。
相如秦王のただ詐詳(さやう)をもって趙に城をあたふるとなすも、実は得(う)べからざらんと はかり、すなはち秦王にいひていはく、
「和氏(かし)の璧は、天下のともに伝えて宝とすると ころなり。趙王恐れ、あえて献ぜずんばあらず。 超王璧を送るとき、斎戒(さいかい)すること五日なりき。今大王もまたよろしく斎戒すること五日、九賓(きゅうひん)を廷に設(まう)くべし。臣すなはちあえて璧をたてまつらんと。」
秦王これをはかるに、つひにしひて奪ふべからずと。
kanpeki4.jpeg
〈juppo〉まず、軽く訂正があります。前回、あとほんのちょっとだけ続きがあります、なんて言って終わりましたが、その後、実はもっと長く続きがあることに気づき、本文や書き下し文を探し直しました。そういう訳で、今回で終わらないどころか、まだまだ続きます。果たして年内に終了するのか、神のみぞ知る展開になっています。

 とりあえず、いつまで柱に張り付いているのかと思われた相如は、何とか怒りを鎮めて元の姿に戻る所まで来ました。怒りの表情を描きながら、懐かしの大魔神を思い出さないでもなかったです。

 終わりの方で相如が要求している「九賓の礼」というのは、朝廷が候とか伯とか九種あるレベルの客を大切にもてなすことを言うのだそうです。自分のことも、そのレベルの客と同じに扱え、と言ってるんですね。

 まだまだ両者の駆け引きは続きそうです。最終的に璧は誰のものになるのでしょうか、乞うご期待です。


 ところで前回、「名古屋に行って来ます」と書いたまま更新が滞ったので、名古屋から帰って来ないのかと思った方はいないでしょうが、名古屋に行って来ました。
 ナゴヤドームのSMAPのコンサートに行きました!
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 東京在住なのにわざわざ名古屋まで行ったのは、2年前のコンサートで東京ドームに外れて行けずじまいになった二の舞を避けるためと、母を連れて行くのでせっかくなら旅行がてら行こうかな、と思ったからです。
 一泊して、帰る前に明治村にも寄りました!子どもの頃に一度、家族で行ったときは雨で寒かった思い出しかありませんでしたが、今回も雨でした。
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 新しいナビのおかげで新東名にもすいすい乗れました。楽しかったです!
posted by juppo at 01:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 漢文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして。
コメントを投稿させて頂くのは初めてですが、
以前より通わせて頂いておりました。
私は高校で国語科の非常勤講師をしているのですが、
いつもあらすじのおさらいに使わせて頂いております。
古典にとっつきにくさを感じているけれど、
こちらの漫画を見ておさらいすることで、
点が上がる、という生徒も多く、大変有り難いです。

初のコメントで大変厚かましいのですが、
『蜻蛉日記』の「ゆするつき」をお願い出来ないでしょうか?
高校生にはなかなか理解しづらい話のようなのですが、
収録されている教科書が意外と多く、扱うことが多いのです…。

気候の変動が凄まじい今日この頃ですので、
体調等お気を付け下さいませ。
またお邪魔させて頂きます。
Posted by ユウカ at 2014年12月21日 22:25
ユウカ先生、
コメント及びリクエストをありがとうございます。
生徒さんたちにも楽しんでいただけているようで、何よりです。
リクエストいただいた『蜻蛉日記』については、すぐにはお応えするのが難しいかも知れませんが、近いうちに作品に出来れば、と思います。
気長にお待ちください。
Posted by 柴田 at 2014年12月21日 22:39
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