2014年12月31日

完璧帰趙D

今年最後の更新です。毎年言ってるようですが、今年も数えるほどしか更新しなくてすみません。来年は頑張ります。これまた毎年言ってますけど。
〈本文〉
遂許斎五日、舎相如広成伝。
相如度秦王雖斎、決負約不償城、乃使其従者衣褐懐其璧、従径道亡帰璧于趙。
秦王斎五日後、乃設九賓於廷、引趙使者藺相如。
相如至、謂秦王曰、
「秦自繆公以来二十余君、未嘗有堅明約束者也。 臣誠恐見欺於王而負趙。 故令人持璧帰、闔頑粃瘁B 且秦彊而趙弱。 大王遣一介之使至趙、趙立奉璧来。
〈書き下し文〉
つひに許して斎すること五日、相如をして広成伝(こうせいでん)に舎(しゃ)せしむ。
相如秦王斎すといへども必ず約にそむき城を償(つぐな)はざらんとはかり、すなは ちその従者をして褐(かつ)を着てその璧をいだき、径道(けいどう)より逃げて璧を趙に帰さしむ。
秦王斎すること五日ののち、すなはち九賓を廷(てい)に設(まう)け、趙の使者藺相如(りんしょう じょ)を導く。
相如至り、秦王にいひて曰(いは)く、
「秦繆公(ぼくこう)より以来二十余君(くん)、未だかつて 約束を堅明(けんめい)にせしものあらざるなり。秦まことに王に欺かれて趙にそむかんことを恐(おそ)る。 ゆえに人をして璧を持ちて帰り、ひそかに趙に至らしむ。 かつ秦強くして趙弱し。大王一介の使を仕はして趙に至らしめば、趙たちどころに璧を奉(ほう)じて来た らん。
kanpeki5.jpeg
〈juppo〉年賀状を書くのも後回しにしてコレを描いていたんですけど、黒い色鉛筆が見当たらなくて中断してるうちに、もう大晦日ですね。年賀状はその間に書いて投函しました。コレを更新したら、今年も残すところ紅白と蕎麦だけです。
 
 大変中途半端に年を越してしまいますが、『完璧帰趙』はもう少し続きます。今度こそ本当に、もう少しだと思います。

 秦王と相如の駆け引きが続いていますが、前回相如が、秦王の客に対する態度が悪い、もっと正式に歓迎しろ、みたいなことを言っていたのは、その準備をしてる間に璧を趙に返してしまおう、という腹だった訳ですね。強気で出てみるものですよね。日本の政府にも学んで欲しいところですね。なんて月並みな感想です。
 実はもう璧は趙に返してしまいましたよ、と、すぐに打ち明けていますが、相手を下げたり上げたり、この交渉術の行く末はどうなるのか、というところで続きです。新年を迎えた後に新たな気持ちで取りかかりたいと思います。


 ところで、前回は名古屋へ行った話をしましたが、その後、これも先月のことですが、日光に行って来ました。
 小学校の林間学校以来かな?というくらいぶりに、東照宮を拝観してまいりました。寒かったですが、まだ紅葉がキレイでした!今年は天気がおかしくて、11月末でもまだ紅葉なんですよ、との地元の方のお話でした。
IMG_0779.JPG見ざる言わざる・・のあたりです。
 思い返せば災害も多い1年でしたね。皆さんはどんな1年でしたか?
 今年も相変わらずダラダラ更新してたこのブログを見捨てないでいてくださって本当にありがとうございました。
 新しい年が、皆さんにとって良い年でありますように。
 来年もよろしくお願いします。
posted by juppo at 00:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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