2015年11月30日

塞翁馬(さいおうがうま)

ご無沙汰です。我が家にはマイナンバー通知が来ました。皆さんのお手元には届きましたか?リクエストにお応えします。引き続き、漢文です。
〈本文〉
近塞上之人、有善術者。馬無故亡而入胡。人皆弔之。其父曰、
 此何遽不為福乎。
居数月、其馬将胡駿馬而帰。人皆賀之。其父曰、
 之何遽不能為禍乎。
家富良馬。其子好騎、堕而折其髀。人皆弔之。其父曰、
 此何遽不為福乎。
居一年、胡人大入塞。丁壮者引弦而戦、近塞之人、死者十九。此独以跛之故、父子相保。
故福之為禍、禍之為福、化不可極、深不可測也。
〈書き下し文〉
塞上(さいじやう)に近きの人に、術(じゆつ)を善(よ)くする者あり。馬故(ゆゑ)無くして亡(に)げて胡(こ)に入る。人皆これを弔(てう)す。その父(ほ)曰(いは)く、
「これ何ぞ福と為(な)らざらんや」と。
居(を)ること数月(すうげつ)、その馬胡の駿馬(しゆんめ)を将(ひき)ゐて帰(かへ)る。人皆これを賀(が)す。その父曰く、
「これ何ぞ禍(くわ)と為る能(あた)はざらんや」と。
家(いへ)良馬(りやうば)に富む。その子騎(き)を好み、堕(お)ちてその髀(ひ)を折る。人皆これを弔す。その父曰く、
「これ何ぞ福と為らざらんや」と。
居ること一年、胡人大(おほ)いに塞に入る。丁壮(ていさう)なる者、弦(げん)を引きて戦ひ、塞に近きの人、死する者十(じふ)に九(く)なり。
これ独り跛(は)の故をもって、父子(ふし)相(あひ)保(たも)てり。
故に福の禍となり、禍の福となる、化(くわ)極(きは)むべからず、深(しん)測(はか)るべからざるなり。
saio.jpeg
〈juppo〉禍福は糾える縄のごとし、なんて格言もありますが、そういう話です。悪いことが起きても、それがどう転じて幸運になって帰ってくるかわからない、その逆もまたある、という。
 良いことと悪いことは誰にでも同じ割合である、という人もいますが、我が身に起きたことを良いことと思うか、悪いことと思うか、はその人の気の持ち方次第、という考え方もありますよね。
 何が起きても、そこで止まってしまわずに成り行きを見守る態度が大事、なのでしょうね〜。

 本文に「父」が何度も出て来ますが、息子がいるからお父さんなんですけど、父を「ほ」と読むと「老人」を表し、「ふ」と読むと「父親」の意なんだそうです。
 本文では最後の「父子」以外の「父」は「ほ」と読むようですよー。テストに出そうですね〜。

 とかなんとかしている間に、今年もあと一ヶ月ですね!期末テストが近い頃、でしょうか。
 そろそろ年賀状の集配も始まるのに、マイナンバー通知の配達は年内に終わるのでしょうか。仕事が増えてさんざんな全国の郵便屋さん、頑張ってください!
posted by juppo at 04:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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