2018年04月08日

宮にはじめてまゐりたるころH

最終回です!!ああ〜、長かったですねぇ〜。
〈本文〉
とあるに、めでたくもくちをしうも思ひみだるるにも、なほ昨夜(よべ)の人ぞねたくにくままほしき。「『うすさ濃さそれにもよらぬはなゆゑに憂き身のほどを見るぞわびしき』なほこればかり啓し直させ給へ。式の神もおのづから。いとかしこし」とて、まゐらせてのちにも。うたてをりしも、などてさはたありけんと、いとなげかし。
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〈juppo〉最後の2回分は、8コマで1回分にまとめられるかな、と思ったら長いので2回に分けたのですが、残った分がまた微妙な長さで、4コマにしても良かったのですけど何とか薄めて伸ばして6コマにしました。最初のコマなんて大分薄まってますよね。結構その回ごとに、行き当たりばったりで描いています。
 6コマにした結果、6通りの清少納言さんのリアクションをお楽しみいただくだけの回になった感じです。

 前回に引き続き、くしゃみ犯を恨み続ける清少納言さんです。くしゃみなんて生理現象ですから、タイミングが悪かったとしても当人のせいではないのに、自分の立場でしか物を考えられないレベルに恨んでますよね。こんな失態は「サザエさん」だったら山ほど出てくると思いますが、この時の清少納言さんにとっては生涯の汚点だくらいの嘆きなんですね。若さなんですかねー。

 今年の花粉症はいつもより重めで、私もまだくしゃみに苦しめられています。それに今年はいつもより目が痒いです。ということは、杉よりヒノキに反応しているのでしょうか。花粉症との付き合いが長いわりにちゃんとした診断を受けたことがないので、毎年正確に何の花粉症なのか自分ではわかってないんですよね。ただ鼻をかんでいます。

 そして先日、ついに「ペリーヌ物語」を全話見終えました。感動しました。感動で余計鼻をかむ羽目になった今年の春でした。
 ひとりでくじけず生きてきたペリーヌも偉いのですけど、何と言ってもビルフラン様お抱えのフィリップ弁護士が有能すぎです。弁護士なのに後半は探偵と化しています。見たところそうお若くもないのに、単身インドに行かされたりヨーロッパ中を調べ歩かされたりしていたかと思うと、感動を超えて心配になってくる終盤でした。無事にペリーヌの身の上が明かされて、フィリップ弁護士も重責を解かれて本当に良かったです。おそらく本放送の時はこんな心配はせずに見てたんですよね。失礼いたしました、フィリップ弁護士。

 鶴ひろみさん追悼の気持ちで見始めた「ペリーヌ物語」でしたが、ちょうど見終わったところで高畑勲氏の訃報のニュースに触れました。高畑さんはペリーヌには携わっていらっしゃらないようですが、その後番組だった「赤毛のアン」で脚本・演出担当だったんですね。せっかくなので続けて「アン」を見ようかなぁ、と考えています。
posted by juppo at 22:32| Comment(2) | 枕草子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ペリーヌ物語は原作の方も秀逸ですので
機会があれば是非どうぞ。
Posted by   at 2018年04月10日 23:39
ありがとうございます!
「家なき娘」、まさに読みたくなって図書館で借りてました。お母さんが亡くなる直前まで読みました。時間がなくて一旦返却したところですが、続きも読むつもりです。原作はパリに着いたところから始まるんですね〜。
Posted by 柴田 at 2018年04月10日 23:47
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