2019年02月20日

かぐや姫の難題@

 とっても久しぶりに『竹取物語』です。久しぶりなのでタイトルを変えました。リクエストはいただいていません。
〈本文〉
 日暮るるほど、例の集まりぬ。あるいは笛を吹き、あるいは歌をうたひ、あるいは唱歌(しやうが)をし、あるいはうそぶき、扇を鳴らしなどするに、翁出でていはく、「かたじけなく、きたなげなる所に、年月をへて物し給ふ事、極まりたるかしこまり」と申す。「『翁の命、今日明日とも知らぬを、かくのたまふ君達にも、よく思ひ定めて仕(つか)うまつれ』と申すもことわりなり。『いづれも劣り優りおはしまさねば、御心ざしの程は見ゆべし。仕うまつらん事は、それになむ定むべき』と言へば、これよき事なり。人の御恨みもあるまじ」と言ふ。五人の人々も「よき事なり」と言へば、翁入りて言ふ。
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〈juppo〉飛蚊症を発症して早2週間。しばらくは眼の中にミジンコを飼っているような視界でしたが、だんだんそれも薄らいで、ミジンコの亡霊を見ているようになってきています。この亡霊ともお別れする日が早く来るといいな、と思いながらこれを書いています。

 さて、相当な年月を放置していた『竹取物語』の続きです。放置している間に、このお話の直前の部分まで昨年出版された『高校古文まだまだこういう話』に収録されてしまいました。そうなるとその続きもいつまでも放置しているわけにいかないな〜と昨年から考えていて、いくつかリクエスト作品に着手してから、やっと2回分だけご用意いたしましたのでお届けします。

 タイトルからも分かる通り、ここからはあの、かぐや姫からの無理難題ミッションのお話です。
前回、翁に説得されて五人の候補の中から結婚相手を選ぶ条件を出していたかぐや姫でしたが、その内容がこれから明かされるんですね。
 続きを放置していた私に都合の良いことに、今回は回想シーンが入っています。私の都合で入れたのではないんですよ。貴公子たちにかぐや姫からの伝言を伝える翁が、その伝言を承ったシーンをそのまま語っているわけです。本文の中のカギカッコが二重になってるのはそのためです。

 「唱歌」は今でいう子供のための歌のことではなく、笛や琴などの譜を吟ずることなんですね。「うそぶく」は「口笛」と訳してありますが、低い声で歌や詩を吟ずるという意味もあるようです。

 久しぶりに描く求婚ジャー5の面々など、思い出せずに自分の本をめくりながら描きました。出版されて本当にありがたいです。ところが、見直していたら間違いも見つけてしまい、とりあえずブログ上ではこっそり直しました。何が間違いだったかは、秘密です。

 次回はいよいよかぐや姫からのお題の数々です。
posted by juppo at 03:08| Comment(0) | 竹取物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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