2020年03月08日

明石の姫君の入内B

実は私はあまり危機感を持たずに普通に生活しています。花粉症も今年は軽い方なので、マスクもしないでしのいでます。家にまだマスクはあるんですけどね。
〈本文〉
 御参りの儀式、人の目おどろくばかりのことはせじと思しつつめど、おのづから世の常のさまにぞあらぬや。限りもなくかしづきすゑたてまつりたまひて、上(うへ)はまことにあはれにうつくしと思ひきこえたまふにつけても、人に譲るまじう、まことにかかることもあらましかばと思す。大臣(おとど)も宰相の君も、ただこのこと一つをなん、飽かぬことかなと思しける。三日過ごしてぞ、上はまかでさせたまふ。
 たちかはりて参りたまふ夜(よ)、御対面あり。「かくおとなびたまふけぢめになん、年月のほども知られはべれば、うとうとしき隔ては残るまじくや」となつかしうのたまひて、物語などしたまふ。これもうちとけぬるはじめなめり。ものなどうち言ひたるけはひなど、むべこそはとめざましう見たまふ。
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〈juppo〉もっとも私の普通の生活には満員電車に乗ったり、人の多いオフィスにいる時間が長い、なんて場面がもともとないので、生活を大きく変える必要がないのですね。感染予防のためとはいえ、不自由を強いられている方には申し訳ないほどです。

 姫君の育ての親と産みの親である、紫の上と明石の君が今回初対面です。お互いに姫の「母」としてお互いを意識しつつ、やはりその裏には源氏に「愛される人」としてのお互いを見てますよね。

 「飽かぬ」は「飽く」で、口語では「飽きる」ですが、もとは「十分だ」とか「満足する」という意味の語だったんですね。今の「飽きる」の意味で使うようになったのは江戸時代からだそうです。
 こんな風に、もとの意味と反対になってしまった言葉って他にもありますよね。今思いつかないですけど。もし時間を持て余していて興味があったら是非、調べてみてください。
 公共の施設はどこも閉鎖中で、家にいるしかない春休みなのかと思いますが、今はこうしてネットでも情報が得られる時代ですからねえ。PCやスマホにばかり向き合っているのはあまり良くないと思いますけども。
posted by juppo at 00:56| Comment(0) | 源氏物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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