2020年11月09日

くらもちの皇子と蓬萊の玉の枝D

続きです。週末はボーッとしてしまうのでなるべく更新します。そう思っていても、ボーッとしてしまうんですけどね。
〈本文〉
海に漕(こ)ぎただよひ歩きて、我が国のうちを離れて歩きまかりしに、ある時は、波荒れつつ海の底にも入りぬべく、ある時には、風につけて知らぬ国に吹き寄せられて、鬼のやうなるものいで来て、殺さむとしき。ある時には、来(き)し方(かた)行(ゆ)く末(すゑ)も知らず、海にまぎれむとしき。ある時には、糧(かて)つきて、草の根を食物(くひもの)としき。ある時は、いはむ方(かた)なくむくつけげなる物来て、食ひかからむとしき。ある時には、海の貝を取りて命をつぐ。旅の空に、助けたまふべき人もなき所に、いろいろの病(やまひ)をして、行く方空もおぼえず。船の行くにまかせて、海に漂ひて、五百日といふ辰(たつ)の時ばかりに、海のなかに、はつかに山見ゆ。
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〈juppo〉くらもちの皇子の作り話は続きます。まあよく長々と、作り込んだ話をする人ですね。付き合わされるこちらの身にもなってほしいです。
 そういえば「竹取物語」だったよねコレ、と原典を忘れてしまいそうなスケールの大きな話になって来ました。平安時代のジュール・ヴェルヌと呼びたいくらいです。
 食べられそうになったり、食べるものがなくなったり、艱難辛苦を経てついに!山が見えて来たところで「つづく」です。その山があの山であることを祈るばかりです。

 「鬼のやうなるもの」とか「むくつけげなる物」は架空中の架空の存在ですから、全く私のイメージで描いています。皆さんもお好きなモンスターを思い浮かべてお読みください。


 週末はボーッとしていますが、平日は市役所やら年金センターやら法務省やらに通って各種手続きに追われています。全部地元の町田にあるのが不幸中の幸いです。市役所に比べて法務省のお役人というのは何だか高飛車で嫌だなぁ、なんて思いながら、ひとつずつ片付けてます。あ、税務署にも行って来なければ。
posted by juppo at 01:56| Comment(0) | 竹取物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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