〈本文〉
帝乃除超爲蘭臺令史。後坐事免官。
十六年、奉車都尉竇固出撃匈奴、以超爲假司馬。將兵別撃伊吾、戰於蒲類海、多斬首虜而還。固以爲能、遣與從事郭恂倶使西域。
超到鄯善、鄯善王廣奉超、禮敬甚備、後忽更疏懈、超謂其官屬曰、「寧覺廣禮意薄乎。
〈書き下し文〉
帝乃ち超を除して蘭台令史と爲(な)す。後に事に坐して官を免ぜらる。
十六年、奉車都尉竇固(とうこ)の匈奴(きようど)に出撃するや、超を以て仮司馬と爲す。兵を將(ひき)いて別に伊吾(いご)を撃ち、蒲類(ほるい)海に戰ひ、多く斬首(ざんしゆ)慮(りよ)して還る。固は以て能(のう)と爲し、遣はして從事(じゆうじ)の郭恂(かくじゆん)と倶(とも)に西域に使せしむ。
超、鄯善(ぜんぜん)に到るや、鄯善王の廣(こう)は超を奉じて禮敬(れいけい)甚だ備はりたるも、後に忽(たちま)ち更(あらた)めて疏懈(そかい)なり。超、其の官屬に謂ひて曰はく、「寧(すなは)ち廣の禮意の薄きを覺(さと)れる乎(や)。
〈juppo〉前回、もう春ですねなんて書いたらその翌日から半端なく寒いです。ガスヒーターの前から離れられない日々を送っていたら、ガス代が普段の4倍くらいに跳ね上がりました。
訳している時は長い話だなぁと思っていたのに、こうして絵にしてしまうと展開が速いですね。前回、筆と硯を放り投げたと思ったら、お兄さんのコネで官職に就き、と思ったら割愛されていますが何か事件に巻き込まれて退職し、ネタバレしたように戦の場に赴くことになった班超さんです。
竇固(とうこ)という人は、後漢の将軍だそうです。ややこしいことにこの先この人は「固」と呼ばれます。お兄さんと同じ名前じゃないですか。幸いお兄さんの方はもう出てこないんですけどね。都尉はこちらの固さんの階級です。司馬は役職を指しています。匈奴は西域の遊牧民のことですが、その人たちがいる地域のことも指すようです。
臨時雇いで従軍させたら思いのほか戦績をあげてくれたので、その西域に派遣されることになりました。班超さんの活躍はまだまだこれからが真骨頂です。今回も虎穴は出てきませんでしたが、どうぞお忘れなく。
続きは近日中に。


