立て続けに参ります。続きです。
〈本文〉
かく思はずと、友だちども思はる。』などこそ見えて侍れ。
君の御ありさまなどをば、いみじくめでたく思ひ聞こえながら、つゆばかりもかけかけしくならし顔に聞こえ出でぬほどもいみじく、また、皇太后宮の御事を、限りなくめでたく聞ゆるにつけても、愛敬(あいぎやう)づきなつかしく候ひけるほどのことも、君の御ありさまも、なつかしくいみじくおはしましし、など聞こえ表したるも、心に似ぬ体(てい)にてあめる。かつはまた、御心柄なるべし。」
〈juppo〉後編は短めです。今回、参考にさせていただいたサイトに、この部分が載っていたのでここまで描きましたが、この後も描いた方が良いですか?
最後の「かつはまた、御心柄なるべし」を別の人物(尼)に言わせてしまいましたが、ここまでひとりの人のセリフですね。誰の発言かはテストに出ないと思うので、ご容赦ください。出たらすみません。
そしてそのあたりの解釈は、よく分からないまま直訳してしまってます。
道長や彰子のことを、とっても素敵だったように書いてるのが紫式部らしくないんだけど、本人らが本当にそういう人だったからありのままなんじゃないか、という意味かなぁ、くらいの私の解釈で描きました。
千年後の私たちにも、本当の紫式部像は計り知れないものがありますが、この頃の方たちにとっても、想像を駆り立てられる遠い世界の人だったんですね。200年くらい隔たっているようですからね。
この後は、また源氏物語ダイジェストに戻る予定です。「紅葉賀」を鋭意まとめ中です。まとめ始めてから3ヶ月くらい経ってますけど。
2024年10月09日
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