この章、最終回です。
〈本文〉
いつしか梅咲かなむ。来(こ)むとありしを、さやあると、目をかけて待ちわたるに、花もみな咲きぬれど、音(おと)もせず。思ひわびて花を折りてやる。
頼めしをなほや待つべき霜枯(しもが)れし
梅をも春は忘れざりけり
と言ひやりたれば、あはれなることども書きて、
なほ頼め梅の立ち枝(え)は契(ちぎ)りおかぬ
思ひのほかの人も訪(と)ふなり
〈juppo〉また一段と寒くなりましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか。
すっかり期末テストも終わってしまったかと思います。この章がテスト範囲だったのに、という方がいたら誠に申し訳ありません。なんだかこういうのがこのブログの常になってきた感じです。
『梅の立ち枝』というタイトルを、ずっと『うめのたちえだ』と読んでいたんですけど「立ち枝」は「たちえ」だったことが今回分かりました。その程度の理解で描いてるのもどうかと思いますが、努めて皆さんにご迷惑が及ばないよう、細心の注意を払って描いていますよ。ホントですよ。
まま母が戻って来るのか来ないのか、良く分からないまま章が終了しています。
日記ですからねー。
日記ってこういう、悶々とした日々をつらつらと書くわりにその後どうした、結局どうなった、という結果を書き損ねたりしますよね。
後で読むと自分でも「そうだ。この時こんな問題が生じてたなー。で、どうなったんだっけ?」なんて思います。先を読み進めても分からなかったりもします。
そういうものなので、ここでも大事なのは会いたいのに会えない、筆者の心情を読みとるのがテーマなのだと考えて差し支えないと思います。
ところで、『ハリ−・ポッタ−と死の秘宝』を見て来ました!
もうファンタジーというよりホラー映画ですよね。でも面白かったです。
原作を読んでいると、展開が速くて映画の長さが気になりません。「ハ−マイオニのバッグにはアレが入ってるんじゃなかったのか」なんてことが気になっているうちに終了します。
ハ−マイオニが両親に魔法をかけるのは原作では台詞で説明されていただけでしたが、ちゃんとそのシーンがあって良かったです。しかも冒頭から。泣けます。
青春ロードムービーみたいにもなっています。その行く先々で、ハ−マイオニが「両親と来た場所なの」なんて言うのがまたぐっと来ます。エマファンには堪りません。
パート2は戦争映画みたいになるんだろうし、哀しいシーンが続出するのも知っていますが、もちろん見ます。
楽しみです。
posted by juppo at 16:30|
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