リクエストにお応えします。孟浩然の漢詩『春暁』です。新たに「漢詩」のカテゴリを増やしました。
<本文>
春眠不覚暁
処処聞啼鳥
夜来風雨声
花落知多少
<書き下し文>
春眠暁を覚えず
処処(しょしょ)啼鳥(ていちょう)を聞く
夜来(やらい)風雨の声
花落つること知る多少

孟浩然は中国の詩人です。孟浩然といえば、李白の『黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る』という詩を読んだことがあるので、李白の知り合いだなというくらいの知識はありました。それだけです。
これは五言絶句ですねくらいのことは言えるのですが、解説というほどのことはそれ以上できそうにないので、各自で調べてくださいね。
春は眠くてしょうがないよね、という意味の詩のようですが、春は思いがけず夜明けが早いなとか、春はいつまで寝てても気持ちいいよね、なんて読んでも良いと思います。
なんといっても気持ちがいいのは二度寝ですが、この漫画のように、もう目は覚めているんだけど布団の中でうだうだ考えながらまだ起きない、という時間は(余裕のある限り)至福の時ですよね〜。
そういう時に考える今日の予定は、全て何もかも上手くいくように思えるものですよね。できることなら「あ〜、あれをしなきゃいけないんだった。」などと気の進まない予定は思い出したくない時間でもあります。
皆さんも気持ちの良い春眠を、是非。