2024年01月29日

源氏物語ダイジェスト4帚木A

寒いです。続きです。
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〈juppo〉男どもの与太話は続きます。どいつもこいつも、身勝手極まりない経験だらけ、な感じですよね。女の品を定める話だったと思っていたら、こぞって女を放っておいた話ですよ。通い婚の時代であり、セカンドの女の扱いに過ぎないとはいえ、そんな話をさらっとしているあたりにも、この時代の男女格差を見せつけられている思いです。
 今回、光源氏は話に加わっていないので、最後のコマにしか登場してません。ここで聞いた話がきっかけでこの後光源氏も経験を重ねていくことになるのですけどね。

 式部丞の女の話で、「カゼでにんにく」と言っているのは、風邪薬としてにんにくを食べているのですね。以前描いた「持経者叡実効験の事」と同じシチュエーションです。にんにくはカゼに効くけれど、恋愛にはNGだというのは現代でも同じですね。

 そんな、長々続いた恋愛話はやっとここで終了ですが、「帚木」はもう少し残っています。雨も上がってお出かけする光源氏、のようです。
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2024年01月22日

源氏物語ダイジェスト3帚木@

1月もあと10日です。恵方巻きは今年はいつ食べれば良いでしょうか。
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〈juppo〉帚木は長いです。長さの原因はこの、雨夜の品定めです。ヒマな貴族の男子会で、ずーーーっと女の話をしています。読んでいるのが苦痛です。ちゃんと読んではいないですが。しかしながら、ここで女の品定めを聞いた経験が、その後の光源氏の女性遍歴にも影響してくるとかしないとか、なんですよね。
 これを女性である紫式部が書いたというのは、興味深いです。こんな話を延々している男たちを観察したことがあったのでしょうか。当時の、男が女を選ぶ基準を分析して書いたのでしょうか。聞いてみたいですね、本人に。
 ここでは光源氏は自分の経験を語るとか、好みを言うとかはしていません。男どもの話を聞いてないようでしっかり聞いているようです。
 左馬頭(さまのかみ)と籐式部丞(とうしきぶのじょう)は突然登場して一体誰?な感じですが、このシーンにしか登場しないようなので、あまり気にしないでください。

 長くてどうなることかと思った帚木ですが、今回で半分近く消費しました。後半はまだまとめていません。結構、自転車操業です。
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2024年01月15日

源氏物語ダイジェスト2 桐壺A

無事に2回目をお届けできて何よりです。
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〈juppo〉ダイジェストなので、2回目で早くも嫁をもらった光源氏です。葵上(あおいのうえ)です。この人のお兄さんが、この後光源氏の永遠のライバルとして登場する頭中将です。そして頭中将の奥さんの四の君は、桐壺帝の本妻・弘徽殿の女御の妹なんですね。
しかしながら光源氏は葵上と結ばれる前に、父親の新しい妻・藤壷更衣に心を奪われてしまったので、葵上は割とほったらかしです。葵上の方でも、娘盛りに4歳も年下の少年を押し付けられて(?)それほど愛は育っていません。今のところ。
 ムコ殿のために屋敷に手を入れ豪華にしつらえる左大臣の心遣いもむなしく、想いはまったく藤壷にしか向いていない主人公です。

「臣籍降下」とは、天皇の子供でも母親の身分が低い子などを臣下に降ろすことだそうです。これによってその子は皇族でありながら皇族でない、でも皇室の出だから身分は高い、というようなあくまでもやんごとない身分になるようです。微妙です。

 そんなところで「桐壺」はサクッと終了です。次回から「帚木」に入ります。今まとめている途中なんですけど、どこまでダイジェストにするか、気がつくとあれもこれも描いてしまいそうになるのを苦心して飛ばしています。どの程度大ざっぱな仕上がりになるか、どうぞお楽しみに。
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2024年01月08日

源氏物語ダイジェスト1桐壺@

北陸に想いを寄せつつ、今年もよろしくお願いします。新企画です。
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〈juppo〉けん玉は残念だったんですね。そんなことより、今回からこの、「源氏物語ダイジェスト」をお送りします。とにかく長くてなかなか全部は読めない「源氏物語」をサクッと読んで「こんな話か」と思っていただこうという趣向です。このブログの趣旨に適っている企画と言えないこともありません。実は、去年しくじった仕事をここで取り返そうという腹づもりです。何の仕事だったかは、しくじったので言いません。大河ドラマに追随しているようですが、たまたまですよ。
 ダイジェストなので、本文はナシです。いつものように直訳でもありません。あらすじだけ追っています。登場人物がたくさん出てきますが、多分みんな同じ顔です。

 今日までにこの1ページを描いただけなので、今後どの程度順調に描き続けられるか自分でもわかっていません。頑張って続けます。
 そんな中でもリクエストをいただけば、他の古文も作品化しますので、どうぞお寄せください。

 今気づきましたが、本文に忠実に描いたものでないと、ここで書くこともあまりありませんね。語句ごとに説明すべきことなどがないので。だんだん説明もしていければなぁ、とぼんやり思っています。

 冬期講習は無事に役目を終えました。10年以上ぶりの現場は楽しかったです。
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2023年12月31日

春望

予告通り紅白を見ながら更新しています。リクエストにお応えします。漢詩です。杜甫です。
〈白文〉
國破山河在
城春草木深
感時花濺淚
恨別鳥驚心
烽火連三月
家書抵萬金
白頭掻更短
渾欲不勝簪
〈書き下し文〉
國破れて 山河在り
城春にして 草木深し
時に感じては 花にも涙を濺(そそ)ぎ
別れを恨んでは 鳥にも心を驚かす
烽火(ほうか) 三月に連なり
家書 万金に抵(あた)る
白頭 掻(か)けば更(さら)に短く
渾(すべ)て簪(しん)に勝(た)えざらんと欲す
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〈juppo〉杜甫は前回の王翰と同世代の詩人ですが、こちらの方が断然有名人ですね。「詩聖」と呼ばれています。これはテストに出がちです。
この「春望」という五言律詩も有名ですよね。特に一、二句くらいは。

安禄山の乱というのがあって、家族を避難させたあと、敵軍に捕まって軟禁された翌年に詠んだ詩だそうです。この時46歳とか。画像検索するとすっかりお爺さんの仙人みたいな人が描かれているので、私もそのテイストで描いたんですけど、案外若いじゃないですか。1300年前では十分老人な年だったのでしょうか。

戦の後の、瓦解した都の姿を嘆いている詩ですね。そんな、破壊された地にも春は来るんだなぁ、とつい涙してしまう心境ですよね。涙したり心を驚かしているのは花と鳥なんでは?という読み方もできるそうですが、やっぱり杜甫の心情かなと思います。

「烽火三月」の三月も、暦の三月か三ヶ月ということかと、ふた通り読めるそうです。
46歳で白髪頭の毛量を心配する杜甫。苦労したんでしょうね〜。

さてこの冬、私は10年ぶりに塾の先生をしています。正確にいうとほぼ12年ぶりです。冬期講習に懐かしく携わっています。
今年は、今までしていなかったことをいろいろした年でした。総括するとあまり良い年ではなかったのですが、そのいろいろの結果が来年形になるといいなぁ、と思って年を越したいと思います。
あと2時間足らずで新年です。今年もけん玉が成功して、よかったですね。


皆さんの2024年も、とびきり良い年でありますように。
posted by juppo at 22:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする