〈本文〉
寿畢、曰、「君王与沛公飲、軍中無以為楽、謂以剣舞。」項王曰、「諾。」項荘抜剣起舞。項伯亦抜剣起舞、常以身翼蔽沛公。荘不得撃。
於是張良至軍門見樊噲。樊噲曰、「今日之事何如。」良曰、「甚急。今者項荘抜剣舞、其意常在沛公成。」噲曰、「此迫矣。臣請入、与之同命。」噲即帯剣擁盾入軍門。
〈書き下し文〉
寿(じゆ)畢(を)はりて曰はく、「君王(くんわう)沛公と飲(いん)す、軍中以(もつ)て楽しみを為す無し、謂(こ)ふ剣を以て舞はん。」と。項王曰はく、「諾(だく)。」項荘(かうさう)剣を抜き起(た)ちて舞ふ。項伯も亦(また)剣を抜き起ちて舞ひ、常に身を以て沛公を翼(よく)蔽(へい)す。荘撃つを得ず。
是(ここ)に於(お)いて、張良軍門に至りて樊噲(はんくわい)を見る。樊噲曰はく、「今日(こんにち)の事何如(いかん)。」と。良曰はく、「甚(はなは)だ急なり。今者(いま)項荘剣を抜きて舞ふ、其(そ)の意常(つね)に沛公に在(あ)るなり。」と。噲曰はく、「此(こ)れ迫れり。臣(しん)請(こ)ふ、入りて之(これ)と命(めい)を同じくせん。」と。噲即(すなは)ち剣を帯び、盾を擁(よう)して軍門に入る。
〈juppo〉場面は宴会の余興へと展開しています。余興を装った暗殺です。項伯は項王の叔父で暗殺する側の人物のはずですが、沛公を認めていて張良にも恩義があるそうなので、この場では沛公を殺させまいと華麗に舞っています。テクニックは項荘より高いレベルなんでしょうね。
沛公の幼なじみ、樊噲が初登場です。この人の名前がこれから散々出てくるので、私は「樊噲」とたやすく書けるようになりましたが、読み方が時々怪しくなります。「はんかい」です。
名前が散々出てくるということは、この樊噲さんが次回以降大活躍してくれます。沛公と生死を共にしたい!と申し出るほど沛公への忠義が厚いようですから、その熱い男っぷりをどうぞお楽しみに。
その代わりというか、沛公の出番が思ったより少ないですね。命が狙われているのに平然と座ってるし。いや実際どういうリアクションをとっていたのか知る由もないんですけど、剣舞の間中セリフも動きもないので、平然と座っているようにしか描けませんでした。



一つ柴田さんに感謝したい事があります。先日、このブログを紹介したら友達が古典の面白さに気付いてくれました!まだ古典が好きとまではいかないけれど、今までよりちょっぴり古典に興味を示してくれるようになったんです。本当にありがとうございます!(*- -)(*_ _)ペコリ。
これからも頑張ってください!長い文章になりましたが読んでいただきありがとうございました。
定期テストお疲れ様でした。
コメントありがとうございます。当ブログで癒されていいただけるとは嬉しいです。今後も癒しのブログを目指して精進いたします。
この度は、お友達にも紹介してくださり感謝です。
私もそうでしたが、古典は内容がわからないからと、興味も持ちにくいものですよね。興味を持つきっかけにもこのブログがなれたらいいなと思います。